医学生がiPadで勉強するのが当たり前になってきた今、medu4, Q-Assistなどのオンラインネット予備校講座を受講することも視野に入れたiPad選びが重要になってきます。
iPad本体の選択に関しては、勉強用途であれば今の現行ラインナップでしたらどれでもOKです。
どのモデルであっても必要な性能を持っています。
あとは問題になってくるのはストレージ(何GB)というものです。
この記事は医学生向けの内容になるので、医学生以外の方に↓の記事がおすすめです。
医学生は電子書籍、自炊ファイルなどの教科書を、iPadに入れる人が多く、たくさん容量が必要なものの、実際に購入しようと思うと大きなストレージ容量のものは値段が高いという、パラドックスに悩まされます。
▼この記事で紹介する内容
- 医師国家試験を戦うのに必要なストレージ
- アプリごとにどのくらいストレージが必要か
iPadモデル別のストレージ容量
ストレージの1例として2020年のモデルを例に比べてみます.
この容量別のラインナップは年毎にいろいろかわりますが、ざっくり言えば、1段階上がるたびに1万円〜2万円上昇しますので、購入の際には悩ましいものです。
2020年冬のラインナップとしては
- iPad Pro
- iPad Air
- iPad
- iPad mini
となっていますが、ここではビデオ講座の書き込み性能も考えてiPad miniは選択肢から外しておきます。
最新のiPadラインナップについては以下の記事を参考にしてください.
勉強アプリに必要なストレージ容量参考値
筆者がこのブログ内でもオススメしている勉強に役立つアプリの現在のデータ量です。
参考にしてもらえれば、どのくらいのストレージが必要か自ずとわかってくるはずです。
GoodNotes5に必要なストレージ容量
Goodnotes デジタルノートアプリ
手書き文字が文字認識され検索可能になる便利アプリです。
ノートは無限に作成可能ですが、そこそこ容量がそこそこ食います。
medu4のメジャー&マイナーの板書の作成とまとめノート30冊(各20Pくらい)で使用していますが、容量は10GBくらいです。ノートの作成に画像を大量使用すると意外に容量を食うとの情報もあります。
medu4やQ-Assistでどのくらいのストレージを使用したかという情報を知りたい方も多いかと思いますので、こちらについては後述します。
mediLink 病気が見える・yearnoteの電子版
medilink 医学生に必須の問題演習&電子書籍(病気が見えるetc)
病気が見える全巻 vol1-10
レビューブック 3冊
yearnote
2.77GB
mediLinkアプリでは
- 病気がみえる電子版 11冊
- イヤーノート
- レビューブック3冊
- 公衆衛生がみえる
を購入して入っていますが、2.77GBを消費しています。
こちらはダウンロード型アプリであり、常に約3GBを消費することになります。
Evernote クラウドベースであり、ストレージの使用量は少ない
Evernote 万能情報溜め込みアプリ
ノートブック数 約3000
実際には50GB以上のデータが入っている
クラウドベースのアプリなので端末上は1GB程度
クラウドにストレージを溜め込めるという性質上、バックアップとしての使用がおすすめです。
PDF Expert
PDF Exprt 万能PDFビューアー
全てのファイル内の文字を検索可能
ハリソン内科学など30冊以上の本を入れていますが容量は約10GB
自炊ファイルのデータサイズについては後述します。
iCloudを使用できるので,クラウドである程度ストレージの節約が可能です.
自炊データ(教科書PDF)のデータ消費量
自炊データでどのくらい容量を消費するのかという目安としてハリソン内科学を紹介致します。(以下スキャンの設定は300dpi)こちらのハリソン内科学は3131ページあります。
実際にはスキャンしない空白のページも有りますので、3100ページとして考えます。筆者の自炊データはAcrobat Proを利用してOCR化(文字認識)していますので、容量が20%圧縮されています。それを考慮して元のデータサイズを計算すると約2GBになります。
2GB(2000MB)÷3100page=0.645..MB/pageとなりました。つまり約300pageの本をPDFファイル化しますと、195MBでだいたい200MBくらいだと思っておけばいいと思います。ちょっと集めの基礎医学の教科書などだと1000pageくらいになるので、600MBくらいでしょうか。
医学書の平均のページ数を500ページとしますと、500pegeで300MBくらいなので10冊入れると5GBくらいの計算です。100冊で50GBです。さすがに100冊も常時必要な人は少ないと思いますので、PDFファイルの容量は50GBあれば十二分であると考えられます。
教科書データの容量は
・500ページで300MBくらい
・100冊入れても50GB
書籍のPDF化の方法の記事
作成したPDF管理法
PDF小技
電子書籍の容量
電子書籍で購入した本の容量は、最適化されていることが多く自炊したPDFよりもデータ量が少ないことが多いと思いますので、自炊データよりもさらに容量についての心配はいらないと思います。
特に医書.jpという会社の電子書籍はデータ圧縮能がとても高く優秀です。
電子書籍は自作PDFにくらべデータが小さいので容量を気にせず購入できる
Goodnotesの使用容量
Goodnoteは案外、容量を使用することを先程紹介いたしましたが、データ量を圧迫するほどではありませんので10GB〜15GB見ておけば医学生の間に作成するノートの容量くらいは溜め込めるはずです。
筆者はmedu4ユーザーでしたが、書き込みまくり、写真貼りまくり、
万が一、容量が膨大になってしまっても、書き込む頻度が少なくなたノートはPDFとして保存して、クラウドで利用すれば本体の容量は使用しません。
GoodnoteのOCRはPDFに書き出しても、維持されるので、検索性も変わりません。
医学生は何GBのiPadがおすすめか
医学生目線でのiPad選びを具体的に紹介していきます。
できるだけ安く済ませたい。でも必要なストレージ(GB)も性能も!
選定条件
- 医師国家試験をmedu4, Q-AssistなどのPDF型予備校を利用して勉強
- できるだけ安く
- でも勉強のストレスにならない性能
- 電子書籍も利用あり
- 紙の本をPDF化したものは利用しない
そんなあなたには以下のモデルがおすすめです。
- iPad
- 128GB
- wifiモデル
最新モデルの解説は以下の記事で紹介していますので、この条件で比較してください。
最近はApple pencilを買わなくても安くて使い勝手のいいスタイラスペンも出ているので、コスパよくiPad勉強を始められます。
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https://digista.net/2021/04/04/nise-apple-pencil/”,”text”:”意外に使える「非」純正「偽」Apple pencil(中華スタイラスペン)をiPadで使ったレビュー”} /–>
国試に使用する勉強道具だからある程度しっかりしたモデルを
- 医師国家試験をmedu4, Q-AssistなどのPDF型予備校を利用して勉強
- 勉強にストレスのない性能
- 自炊PDFを大量に使用してもOKなストレージ
そんなあなたには以下のモデルがおすすめです。
- iPad Air
- 256GB
- wifiモデル
最高の勉強環境を用意したいひとへ
どんな勉強にも対応できる最高モデルはやはりiPad Pro.
iPad Proの256Gb以上を購入しておけば現時点では最高の勉強環境といえるでしょう。
特に大きなメリットはApple pencil2が使える点です。
- サイドにくっつけて充電
- ペンをタップして消しゴムに切り替えるなどのジェスチャー対応
と最高の環境が用意されています。
ここまで最高にしなくてもデジタル勉強に切り替えるだけで十分すぎる便利な環境ではありますが。
ちなみに、今、iPad Proにしようかどうしようか迷っているあなたへ。
(迷っていなければ無視してください。)
以下の記事を読んでください。
まとめ
医学生が勉強メインでiPadを使用するなら、
- 自炊PDFを利用しないなら128GB以上
- 自炊PDFを利用するなら256GB以上
- 勉強以外の用途にも利用する場合に256GB以上
を購入しておくと安心です。
具体的な電子化した医師国家試験デジタル勉強法に関しては有料noteでまとめてあります。
(身バレ防止の意味で有料にしてあります。)
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