大多数の医学生にとって最初の総合テストとなるCBT。
そのオススメ勉強法として、medu4を活用することをオススメする理由を紹介します。
【1】CBTの段階でもしっかり理解できる講義
medu4の講師である穂澄先生の講座はかなり評判がいいです。
筆者もCBT前から受講しましたが、十分に理解することができました。
また、medu4の講義は基本的に病態で理解する方針ですが、あまりに病態が複雑な場合には、「ここは憶えてしましましょ」という様に線引してくれます。
ですので、CBTの段階で受講してもしっかり理解することが可能です。
ちなみにmedu4の授業は、病態の説明→本文の穴埋め→実際の国試問題でどんな病気なのか把握するという流れで授業が進んで行きます。
▼サンプル動画もあります。メジャー科。CBTの段階では少し難しく感じるかもしれませんが、講義を通してしっかり理解できます。
▼サンプルマイナー科:CBT対策としては、かなりオーバーキル気味。内容はとても分かりやすい。CBTに関しては暗記で乗り切れるのでメジャーから優先的にすることをおすすめしたい。
▼サンプル産婦人科:産婦人科はCBTでも詳しく聞かれるので、medu4が役立ちました。
【2】国試対策に直接つながる
CBTのあとに待ち構えているのは国家試験です。
CBTの段階で国家試験の対策の情報をしっておくのは重要でしょう。
一般的には国家試験は国家試験のQB+ネット講座を受講するのが現在の主流の勉強法です。
たしかに、CBTと国家試験では問題での問われ方、問われるポイントは異なります。
しかし、勉強の中心は双方とも病態の理解と疾患ごとの暗記になり、本質的に同じことを繰り返します。
CBT対策と国家試験対策は求められるラインは違っても、本質は同じものであるはず です。
CBT対策では問われる疾患が限られており、治療、検査についての出題が国家試験に比べて少ないです。
そのためCBTだけの対策としては病態、症状について勉強するのは短期的には効率がいいです。
しかし、長期的に見れば、CBTが終われば国家試験の勉強に移行するわけです。
その際に病態、症状を中心にまとめられたテキスト、ノートは役に立ちにくいです。
国家試験で主に問われるのは、検査と治療だからです。
CBT対策にCBT対策講座、CBT用のまとめノートを作成しても、国家試験のときには使いにくいのです。
それなら、最初から国家試験対策のネット講座を見て、国家試験勉強にも使えるテキスト、知識を蓄積していくのがおすすめです。
【3】medu4の料金システム:団体購入のタイミングを待つ必要がない
「CBTの時から国家試験の勉強をすればコスパが良いじゃん」
多くの先輩方も思ったことだと思います。そのときに立ちはだかった障壁が2つありました。
国家試験の問題が難しいという壁
国家試験の問題はCBTの段階で解くと結構難しいです。(もちろん、かなり優秀な人なら大丈夫なはずですが)
ざっくり印象を述べますと
CBT:症状→病名or検査【答え】
国家試験:症状、検査→(病名)→(現在の状態)→適切な治療、検査はどれか【解答】
▲このような違いがあります。
本質は同じなのですが、CBTが一問一答なのに対し、国試は段階が多いのです。
ですので、まだ知識が少ないCBTの段階でいきなり国家試験の過去問を使って自力で勉強しようとしても上手くいきにくいのです。
だったら国試対策のネット動画をみて勉強しようとするともう一つの壁が立ちふさがります。
国試対策業者がそうさせたくない壁:料金システムで国家試験対策講座の早期受講が阻止されている
医師国家試験対策のテキストや講義動画を作成している企業はいくつかあります。
これらの業者は、もちろんお金儲けのためにいろいろ販売してくれています。
そんな業者からすればCBT対策と国家試験対策で二回お金を取りたいわけです。
ですので、国家試験の対策をCBT対策として使われない様にいくつか工夫しています。
国家試験対策ネット講座は団体購入しないと超高い
国家試験対策講座は学年単位で購入すると安くなるというシステムで販売されています。逆に言えば個人で買うと超高いです。
TECOMの場合を見てみましょう。国試対策ネット講座には大きく前期講座と後期講座があります。
前期講座の価格は団体購入では10万ちょっとくらいです。
▼TECOMの個人購入ではなんと
52万(税別)です。
これには後期講座も含まれているとはいえ、CBTのときに国試の勉強すればコスパ良いじゃんという気持ちで購入できる価格ではありません。
QBを早く購入できないシステム
医師国家試験の過去問演習用の問題集QBにはQB onlineというオンラインで国試の問題を解けるアプリの使用のためのシリアルコードが付属していますが、これの有効期限が2年なのです。
これが使えないのは大きなデメリットなので、早めに国家試験用QBを買うことは難しい状況です。
→国試のQB onlineのメリット/デメリット、比較対象・他の選択肢を紹介
medu4は個人購入でも安い&延長が可能
medu4の場合には個人購入でも他の予備校の団体購入(実質的正規価格)と同様の価格で購入できます。
つまり、medu4は個人購入しやすい料金体系です。
おまけに基本的にTECOM、MECよりも基本的に安い。
ですので、CBTの段階でネット講座を個人購入することも十分に可能ということです。
毎年アップデート講座がある
medu4では毎年、〇〇回講師アップデート講座があります。
この講座は新しい国家試験の内容を追加していってくれる講座で、お値段も1000円ほど。
2コマくらいにまとめてくれているので、時間もかかりません。
これによって、周りの人よりも早く講義を受講し始めたからと言って、情報が古いということにはなりません。
これはとてもありがたいシステム。このシステムがあるから、CBTのタイミングでmedu4を受講し始めても大丈夫というわけです。
【参考までに】他の予備校のCBT対策講座
TECOM、MECでもCBT対策講座はありますが、これらのCBT対策講座ではCBTに絞った対策となっています。筆者もTECOMのCBT対策講座を受講しました。ちょっと感想も書いておこうと思います。
TECOMのCBT対策講座
・TECOMの講座は国家試験対策というよりはCBT対策に特化した内容で、病態を丁寧にさらうというよりは、CBT対策ではここを覚えるという様な内容でした。
・基礎医学の範囲に関してはとても良かった。正直、TECOMのテキストだけで十分でした。QBvol.1もサラッと流しただけでした。
MECのCBT対策講座
MECのCBT対策講座を受講している友人のテキストを見ているとものすごい量でした。
正直ここまでの時間をかけるなら、そのまま国試の対策にすればよいのにという量でした。
MECの国家試験対策テキストも同じような量のテキストが来るので両方持って歩くのは不可能です。
CBT用のビデオ講座は必要ないと思う
— おもち@国試113 (@omochi_8_8_) 2018年3月2日
CBT対策に使えるmedu4以外の予備校
Q-Assiast
QBと同じ会社が作成する講義動画。詳細は↓の記事で紹介しています。現在無料という点では最強かも。
Q-Assist(QA)レビュー:QB onlineのビデオ講座(ネット講座)もiPad Proで活用がおすすめ
MediTunes
iTunesに怒られそうな名前のサービス。MACという医師国家試験対策予備校が行っています。こちらも別の記事で紹介しています。新しい料金体系で、内容が良ければヒットの可能性も秘めています。
▼別サイトですが、筆者が運営しているレビューサイトの記事です。
医師国試予備校の戦国時代到来か!?MACが新事業開始するらしい
【追記】medu4がCBTに対応
medu4がCBTに対応したと穂澄先生がtwitterで発表しました。
【medu4 SCHOOL】
「あたらしい」シリーズ2018がCBTガイドライン対応!https://t.co/DJRJii5IeYずっとやりたかったことが実現して満足しています。
2017ver.受講中の方への移行措置も書いておきました😉2018ver.は現在収録中で、3月末のリリース見込みです!
— 穂澄 (@medu423) 2018年3月14日
CBTのために先に学習すれば良い部分に印が付き、CBT分野について優先的に勉強できる形になったようです。既に販売中のテキストについては、CBTの範囲に該当するチャプターを指定してくれるという対応でした。
やはり、国試の勉強の一環として、CBTも勉強するという流れはできてきそうです。
他の予備校と違って、別のテキストを売り始めない点も好感が持てました。
まとめ
CBTは確かに大変な試験ではありますが、再試験もあり国家試験よりも求められる正解率も低いはずです。
どうせならより難しい国家試験の対策を早めに始めることがオススメです。
ただし、CBTの勉強時間を十分に確保できない場合にはQBをきちんと解くことをメインに考えて苦手な範囲のみmedu4を活用することをおすすめします。
medu4を利用してCBT高得点を取った方も居るようですし、高得点を狙う方にもおすすめです。
@medu423 CBTの結果が返ってきました!最下位で入学した私が、穂澄先生の指導通りにほとんどmedu4だけを勉強して、正答率92.33、学内順位も2位と信じられないくらい嬉しい結果となりました!これからの進級試験もmedu4一筋で頑張ります|•’-‘•)و✧ pic.twitter.com/79VcGS2phK
— . (@medu4youbou) 2018年1月17日
とりあえず CBTのQBは買う以外の選択肢がないので早めに購入しちゃいましょう!(過去問が公表されていないので、再現問題集を購入するしかない)
ちなみにmedu4はiPad上でテキストを作成するのがとても効率が良いです。
以下の記事を是非御覧ください。
→医師国家試験:ビデオ講座はmedu4×iPad Proがオススメ
まだmedu4受講にあたってiPadの購入を考えているかたにオススメの記事があります。
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