[summary]
使用している人の少ない12.9inchのiPad Proのレビューを、勉強面で使用している目線で書きました。12.9inchのサイズ感のイメージはノートパソコンのディスプレイのサイズ感です。表示できる情報量はそのくらい多く、split viewで2つのアプリを使用しても小さくは感じません。持ち運ぶには大きいですが、机に座って使用するには最高のサイズ感です。
この記事はtwitterで要望を頂いて作成しました。要望を頂きありがとうございました。
画像で見るサイズ比較
10.5inchだけ黒淵なのでサイズが比較しづらいですが、12.9inchの圧倒的大きさは分かっていただけるかと思います。
どのくらい大きいのか
もし、13inchのパソコンをお持ちでしたら、そのパソコンの画面と同じくらいのサイズ感ですので、そのパソコンのディスプレイ部分のみをイメージして貰えれば12.9inchのサイズ感を体感できます。
▼左がmac book air 13inch、右がiPad pro12.9inchです。よく似たサイズ感です。
たまに人が使っていたり、展示されているのを見ると大きいと感じることはありますが、使っていると不思議と大きくは感じません。おそらくその理由は主に横置きで使用するからだと思います。先述のように、13inch(一般的なサイズだと思います)のパソコンと同じサイズ感ですが、これを使用していて大きいと感じる人は少ないと思います。iPad Pro12.9inchのサイズ感はこんなイメージです。
メリット
split viewのときに圧倒的に使いやすい
split viewとは、画面を分割して、2つのアプリを同時に使用できる機能ですが、この際にはiPadのサイズ差が大きく出てきます。サイズ感のためか、12.9inchを利用しているときには、split view時には横画面で使用することが多いです。(縦画面でsplit viewは縦長になりすぎます。)split viewを利用しても、アプリ1つあたりにiPad miniくらいのサイズを維持できるので、不便なく利用できます。たとえば左側に教科書を表示して右側のノートアプリでまとめるといった作業のときにとても便利です。またios11からアプリ間のドラッグ&ドロップができるようになりました。これによって、大画面のメリットがさらに大きくなっています。例えば、デジタルノートアプリとブラウザの組み合わせで、ノートに画像を貼り付けることがより簡単に行えるようになりました。split viewがどんどん便利になっているので、split viewが使いやすい12.9inchを選ぶメリットも大きくなっていると言えます。
▼split viewでドラッグ&ドロップを利用してアプリ間の連携が行えるようになって、とても便利です。
▼split view使用時の10.5inchと12.9inchのサイズの比較です。(右の12.9のほうが画面が暗いのはブルーライトカットフィルムを貼っているためです。)
【医学生向け】医学生は国家試験対策にビデオ講座を見る人がほとんどであると思いますが、iPadのデジタルノートアプリを利用して、板書を行う場合には12.9inchは圧倒的に便利です。split viewで講義動画とノートアプリを同時に起動すれば、iPad1台でビデオ講座を受講できます。テキストもiPadの中にあるので、ビデオ講座を受講するのに必要なのはiPad1台だけです。この方法だと、ビデオ講座の受講にも、目線の動きが少なく済むので、とても使いやすいです。
▼普通の見方だと目線は上下に動きます。これだと、授業で黒板を板書するときのように、上を向いたり、下を向いたり忙しく、疲れやすいです。▼しかし、iPadのsplit viewで板書すると目線の動きは左右になります。例えるならば、参考書を横に置いてノートを取るときの目線の動きです。こちらのほうが、目線の動きが小さく疲れにくいと思います。板書しながら視界の中にノートと黒板の両方が配置され、板書のスピードが速くなる効果も期待できます。
デジタルノートアプリの使用時に書きやすい
ノートアプリの使用時には大きさは正義です。いちいち拡大する必要が無いので、ノートを取るスピードは画面が大きい方が有利です。拡大の必要が無いと、より紙に書き込むのと同じ感覚で利用できるというのもメリットです。
電子書籍の見開き表示に最適
電子書籍アプリを使用していれば、大抵見開きモードが存在します。12.9inchで見開きモードを使用すると普通に本のサイズ感なので、なんの違和感もありません。集中して読書できます。勉強にiPadを使用される方なら、電子書籍を利用する機会も多いかと思いますので、とても便利です。
パソコンのサブディスプレイにするにも便利
パソコンをお持ちなら、duet displayなどのアプリでサブディスプレイにすると便利です。13inchのノートPCと同じサイズ感なので、ディスプレイをちょうど2倍にできます。
[applink id=”935754064″ title=”Duet Display” screenshot=”5″]
映画を見たりするにもいいサイズ感
勉強にはあまり関係がありませんが、Amazon TVなどのアプリで映画やドラマを見る際にも、大きい画面のほうが迫力があります。
デメリット
持ち運びが不便
大きくなる=重いです。医学生なら実習中に持ち運んで使用する気にはならないサイズ感ではあると思います。ただし、カバンに入らないかというと教科書を入れているようなカバンには絶対に入りますし、パソコンよりも軽いです。
手で持って使用するには不便
手で持って使用するには正直大きすぎます。なので机に置いての使用がメインとなります。机に置く際にも、そのままおくより、ケースなどで斜めにおくほうが使用しやすいです。斜めに置くにはケースを利用するか、スタンドを使用すると良いかと思います。
一部のアプリには大きすぎる
アプリの中には文字のサイズが指定できないものもあります。そのようなアプリではサイズが大きすぎて使いにくいものもあります。筆者はだいたい横画面のsplit viewで使用するので特に不満には思いませんでした。
どのような人におすすめか
・iPadを机の上で使用することが多い人
・デジタルノートアプリを利用することが多い人
・split viewをする機会の多い人
・既にiPhone、iPadを持っていて併用できる人
まとめ
個人的には12.9inchはとても良い端末だと感じています。イメージとしましては机に座って真剣に使用するのが12.9inchで、ソファーに座って手で持って使用するのがそれ以下のサイズです。お金はかかりますが、12.9inchとiPhoneやiPadの小さめのサイズを併用して使い分けると良いかと思います。すでにiPadの他のサイズをお持ちの方も買うメリットがある端末です。デジタル勉強の効率をさらにあげたい方にはおすすめですよ。
コメント
コメント一覧 (2件)
はじめまして!川崎医科大学三年の原田崇史です! medu4のノートをipad pro9.7インチで取ろうとしたら書きにくいので12.9インチ購入検討していたところだったので、大きさ比較非常にためになりました!!
コメントありがとうございます!他の記事の要望などありましたら、気軽に書き込んだりしてくださいね!ちなみに9.7inchをすでにお持ちなら9.7inchの安いiPadを買い足して、2枚使いするというのもなかなか使いやすいので、一考の余地があるかもしれません!また記事にしようと思います