Evernoteはそろそろ終わりかもしれない。

数年前にはデジタル化の代名詞でもあったEvernote。

当サイトでもおすすめしていました。

そんな有名アプリにもそろそろ限界が来ているかもしれないという記事です。

目次

Evernote主要機能は他社で無料

Evernoteの有名機能といえば

  • 全てのメモをまとめて検索
  • 画像の中まで検索
  • PDFも画像も貼り付けられる
  • クラウド保存

これらの目玉機能、今では純正アプリの機能として無料で実装されてしまっています。

Appleのメモやgoogle keepをみてみましょう。ストレージサイズによっては課金が必要ですが、基本使用は無料です。

↓Apple純正メモアプリ

Google keepでもOCR機能はこっそり実装されている。(画像はGoogle Keepのヘルプ画面)

誰がお金を払うのか

当たり前ですが、無料でアプリを維持することはできません。

Evernoteも課金で維持されているサービスです。

これまでは、他のアプリに比べて検索機能が優れていたため、課金するユーザーも多かったはず。^_^

筆者も課金していました。

また、アップロード可能容量が月毎にリセットされるのもEvernoteの魅力でした。

この利点も、スマホのストレージが数百GBが標準になり、多いものではTB単位になった今、大きな利点ではなくなってしまいました。

Evernoteの焦りがEvrenoteの首を締める

Evernoteは課金圧力として、台数制限も強めています。

徐々に無料で使える範囲を狭めているのです。以前は無料で3台同時に使えたものが、2台に減少。

せっかくクラウド保存したのに、台数制限外の端末からアクセスできないのでは意味がありません。

かつてのEvernoteは無料でもかなり使える存在で人気がありました。

Evernoteが無料で使いにくくなるほど、新規ユーザー、つまり、未来の課金ユーザーは減り、自分の首を締めているのです。

Evernoteはいつか永遠ではなくなる。

Ever =永遠、の意味を持つEvernoteですか、サービス終了の日が近づいているように感じます。

このような現状を考え、筆者はEvernoteからの脱却を目指すようになりました。

しかし、Evernoteにためこんだ情報は大変な量です。

半年後に終了しますと言われても移行は大変です。

(ちなみに、OneNoteへの移行ツールは存在します。)

【追記】
Twitterで追加の情報を頂きました。

Notionという情報整理アプリにも移行可能とのことです。

Notionには画像内の検索機能がない点では、
この記事に挙げた他のアプリに劣るように思えます。

Notionは情報の横の繋がりに強みを持つアプリで、Evernoteとの基本設計が異なります。

また、ビジネスモデルとしてもEvernoteと同様にストレージに課金するモデルです。

無料でもサービスを強化して、端末を売れば儲かるApple、Google、Microsoftと比較して、サービス持続性はEvernoteと同様の問題を抱えているように思います。

Evernoteがそうだったように、Notionの主要機能も、Apple、Google、Microsoftに真似され、無料でも使えるようになるかもしれません。

また、Evernoteの類似アプリとして、Notionがあるように、Notionの類似アプリが出てくる可能性が高い点も、持続性を危ぶませる要因になりそうですね。

Evernoteのアプリで、課金のセール広告が頻回に出てくるようになってきたところからも、雲行きの怪しさを感じます。

【追記】この記事を書いたあと、Twitterでも同様の意見をたくさんいただきました。今後のEvernoteの存続に要注意です。

Evernoteからのデータ移行方法

Evernoteからの引っ越しを行うにあたって、筆者が始めたことは、Evernote併用作戦です。

まず、すべきなのは

  • これ以上追加の情報(ノート)を入れない

つぎに、

  • Evernoteで検索するたびに移行先のiOSアプリにコピペすること
  • iOSアプリに入れた情報はEvernoteから削除すること

こうすることで、Evernoteの情報の断捨離と、必要な情報の移行が少しずつできていくはずです。

(幸いEvernoteはサービス終了の予定は発表されていません.ゆっくり引っ越しすればいいのです,)

第二の頭脳は持続力重視

Evernoteのように情報を貯めておく、第2の脳には持続力が大切ということが今回の経験でわかりました。

情報の引越しは大変ですし、頻回にはしたくありません。

よって移行先については、

  • iosメモアプリ
  • Google Keep
  • Onenote
  • Notion

が考えられますが、筆者は引っ越し先をApple純正メモに決めました。Apple製品が増えてきたことと、会社の資本力が大きく、会社の倒産が考えにくいことが理由です。

ちょっとマニアックな話ですが,Appleは製品を売って儲けることがメインの会社に対してGoogleは広告,Microsoftはソフトウェアを売っている会社です.

この意味でGoogleはやめました.実際Googleはこれまでも無料サービスの改悪を何度か行っています.(Googleフォトなど)

NotionのようにEvernoteと同じビジネスモデルのアプリでは存続性の問題は数年ごとに起こるはずです。

移行作業は情報のスリム化にはつながりますが、頻繁にはしたくないので、存続性を重視してiOSメモアプリの選択です。

iOSメモアプリはiCloud容量を使うので課金は必須

筆者はiOS純正メモを引っ越し先に選びましたが,前提として「iCloud課金をどうせしている」というところがあります.

課金しないで使用する用途ではGoogle Driveがおすすめです.無料で15GB使えますので.

ただ,完全に無料でちょっとずつ大量のメモを保存したいという人には,Evrenoteはまだまだ最適なサービスなのかもしれません.

「Ever」じゃなくなるリスクはありますが.

Evernoteお疲れ様でした。

以上の方法で、Evernoteから少しずつ移行していく予定です。

Evernote運営側もこの状況は把握していくはずなので、起死回生の一歩を探しているでしょう。

Evernoteの更なる進化も期待したいですが、Apple、Googleのパワーに勝つシナリオは今のところ考えにくいです。

特に、すでに手書き入力の精度などではAppleに遠く及ばない状況です。

大変お世話になったEvernoteですが、読者の方も少しずつ引っ越しを始めてみてはいかがでしょうか?

筆者

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