解剖学アプリのヒューマンアナトミーアトラスをご存知でしょうか？Appstoreのランキング上位にまでランクインすることも多い有名アプリです。このアプリのレビューと、おすすめの使い方を記事にしました。
解剖学をアプリで勉強するメリット
解剖学のアトラスは平面上で書かれているので、立体的な構造をイメージするのが難しいです。しかし、このようなアプリを活用すると、画面の中でグリグリと動かして角度を好きに変えて見れるので、立体構造がわかりやすいです。解剖学実習の予習に少し見ていくとわかりやすいかもしれません。また電子版全体に言えることですが検索が可能なので、目的まで時間を書けずに到達することが可能です。
▼教科書ではこのような視点のみからが多いですが、
▼この２枚のスクリーンショットの様にさまざまな角度から見ることができます。
類似アプリと比べ、このアプリの優れているところ
・日本語化されている。
・水平断が見れる
・どの領域を見るか大まかなプリセットが準備されている。
・解剖学的な定義、一般的な疾患情報、解剖学の階層情報、筋肉の付着点、骨の指標など
・筋肉の動きが見れる
・解剖学クイズ
・アプリ起動時に前回の状態から復帰できる
日本語化されている
日本語化されているメリットは日本で検索できることです。英語版しかないアプリだと、強制的に英語を使って覚えるという利点はあるが、覚えていない場合には一度英語を調べる手間が発生します。友人の使い方を見ていると検索を使っていなかったりするので、ぜひこのアプリを利用する場合には検索機能を活用してみてください。
水平断がみれる
高学年になってきて実際に解剖学が必要になってくる大きな場面として画像診断を行う場合と、手術見学の際だと思います。この中で水平断（輪切りスライス）が見れるのはとても便利です。スライスの厚さはCTほどには薄くありませんが、便利に使えます。水平断が表示できるアプリは他にもありますが、このアプリが便利ななのは同じ断面でご遺体での断面と、イラストでの断面と実際のMRI画像（T1強調画像）と交互に表示できる点です。MRI画像はきれいな画像とは言えませんが十分利用できます。
どの領域を見るか大まかなプリセットが準備されている。
自分の場合、実際にこのアプリを使用したいタイミングというのは、例えば頸の血管の走行を立体的に見たいとか、皮膚のここから見ていくと解剖学的にどのような構造があるかというのを確認したいときです。このように見たい情報が確定しているときには、プリセットが用意されているのは便利です。６つのプリセットが用意されています。
▼領域のプリセット
▼系統別のプリセット
▼微小解剖も見れます。
▼断面
▼筋肉別
解剖学的な定義、一般的な疾患情報、解剖学の階層情報、筋肉の付着点、骨の指標など
構造物をタップすると、一般的な知識のようなものが出てきますが、筋肉の付着点などの情報が書いてありますが、この情報はあまりに直訳で、厳密にあっているかどうかの判別がつかないので管理人は利用していない機能です。筋肉の付着部位や解剖学名の英語などは役立つと思います。疾患についても出てきますが、これも直訳くさく利用していません。
筋肉の動きが見れる
筋肉の動きを実際に動かして見ることが可能です。イメージしやすく、初学者には有用だと思います。
解剖学クイズ
図が出てきて、〇〇○を選べと言うような問題が出てきます。勉強の休憩ついでにするには楽しいと思います。
アプリ起動時に前回の状態から復帰できる
地味に便利な機能で前回開いておいた状態から復帰できます。間違ってアプリを消してしまったときにも有効で、同じ画面をもう一度開く手間が省けます。
さらに便利な他アプリとの連携
このアプリとデジタルノートアプリのGoodnoteを連携するとさらに便利です。
別の記事を御覧ください；デジタルノートアプリGoodnotesの紹介
まとめ
解剖学の全身のアトラスで日本語化されているのは管理人の知る限りこのアプリだけです。気になったときにいつでも調べれれて、立体構造や筋肉の動きも理解できるので、活用していくととても便利ですのでおすすめです。
iphone、iPadを持っている人なら下のリンクからApp storeにいけますので是非一度検討してみてください。Android版もあります。
興味が有りましたら、下に公式の紹介動画を埋め込みますので見てみてください。紹介動画の中の項目の部分をクリックするとその部分の説明動画に行ける仕様の動画のようです。
最近機能が追加されて、下の動画のような機能がついたようです。だからといって役立つ機能ではありませんが。
画像の出典・引用は紹介したアプリ【ヒューマンアナトミーアトラスios版】のスクリーンショットです。引用について問題があればご連絡ください。対応させて頂きます。
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