[summary]医師国家試験の過去問をスマホやパソコンで演習できるサービス(過去問のデータベース)の選択肢が広がり、迷っている人も多いと思います。今回の記事では今、一番人気のQB onlineのメリット・デメリットを紹介します。QB onlineはyearnote、病気がみえるの電子版との連携がとても便利で問題の周辺知識を勉強するのに役立ちます。現在無料の動画講義であるQ-Assistも使用可能になるのでとてもオトクなサービスとも言えます。
QB onlineとは?
QB onlieとはQB(クエスチョンバンク:医師国家試験の過去問を臓器別、疾患別にまとめた問題集で紙媒体で販売されている)をonlineで解くことができるシステムです。スマホ、タブレットのアプリ、PCでWeb上で使用することができます。
どうしたら使える?
紙媒体のQB(全5巻)を全て購入する必要があります。1冊1万円4000円ほどしますので、合計で6万円ほどかかります。
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これらに記載されているコードをmedilinkのサイトに打ち込むことで利用が可能になります。
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QB onlineのメリット
iPadやスマホで国試の問題が解ける
隙間時間を利用して国試の問題を解くことができます。ということなのですが、類似のサービスが続々登場していますので、今となってはそこまで目立つメリットではなくなってしまいました。類似サービスは後述します。
アプリとしてこの機能を利用できるサービスは今のところQB onlineだけなので、いちいちwebから開かなくて良いという点は評価できます。
2018年春からMACという医師国家試験予備校から、新しいサービスが開始され、そのサービスではアプリで過去問演習が可能かもしれません。
このサービスについては筆者が運営する別サイトに記事を書いています。かなり新しい要素も多く注目です!ちなみにリンク先のサイトではちょっとフランクな書き方で書いてますが、筆者は同じです。
→医師国試予備校の戦国時代到来か!?MACが新事業開始するらしい
電子版病気がみえるとの連携
病気がみえる電子版との連携はとても便利でおすすめです。病気がみえる電子版を購入していると、利用できる機能で、QBの解説部分から、病気がみえるの該当部分に直接リンクできるという機能です。
「問題集を解く→解説を読んでも分からない→教科書の該当部分を探す →勉強する」という経験はあると思います。この教科書の該当部分を探す のところを自動で行ってくれ、ワンタップで、そのページまで到達できるのです。
病気がみえるへのリンクは外れ選択肢にも記載されていることが多く、外れ選択肢にも病気がみえるとのリンクが設置されていることも多いので、外れ選択肢の周辺知識も勉強することができます。病気がみえるには画像が多いので、ふと見た画像が試験で役立つことも多いですね。
電子版yearnoteとの連携
電子版yearnoteとの連携で、できることは3つあります。一つ目は先程紹介した解説部分からの該当ページへのリンクです。
二つ目は、QBで間違えた内容に該当する部分が、電子版yearnoteで赤くなるという機能です。
yearnote宣伝ページより引用
一度間違えたあとにもう一度解き直して、正解すると赤くなった箇所は、随時青に戻ります。つまり、最新の自分の記憶の状態が反映されたyearnoteが出来上がる わけです。しかも、自動で !非常に便利な機能です。
Q-Assistとの連携
Q-Assistとは、現在無料公開されている国試対策の講義動画です。
Q-Assistの特徴の一つとして一コマ講義を見たあとに、該当箇所のQBの問題を解くことができます。この機能によって、講義動画について理解→問題演習でアウトプットして復習&記憶の定着という流れを作ることができます。この一連の流れをタブレとや、スマホで完結できるというのは便利な時代です。
Q-Assitを視聴するにはQB onlineユーザーである必要があるので、Q-Assistを利用したい場合には、QBを利用するのが良いでしょう。
正解率、達成度での全国ランキングがみれる
QB onlineでは正解率、達成度の全国ランキングが常に表示されます。紙のQBと併用する人も多いので、なんとも言えませんが、少しサボると順位がみるみる低下していきますし、頑張って解き進めると、順位が上昇していくので、モチベーションアップが期待できます。
紙のQBには無いゴロが掲載されている
紙のQBにはなく、QB onlineには記載されている内容として、医ンプットというmediLinkが運営するゴロ投稿サイトに投稿されたゴロが問題の終わりについていることがあります。
デジタルノートとの連携
QBの魅力は解説が充実しているところです。病気がみえるやレビューブックの図が引用されていることも多いですが、中には、QBオリジナルの図もあります。分かりやすい図を見つけたら、スクリーンショットをとってデジタルノートアプリには貼り付けることができるというのも紙のQBにはないメリットですね。
全体的な進捗状態が見やすい
QB onlineでは全体的な進捗状況がホーム画面で一望できます。ここに表示されるのはQB onlineで解いた問題だけですが、紙で解いた問題の状況も見たいという人用に、一覧画面から紙の状況を入力していく画面もあります。筆者の友人には紙で解くついでに、その問題の正解・不正解をスマホで同時に入力している人もいます。この方法では手間がかかりますが、間違えた問題がonline上に保存されるので、間違えた問題だけをonlineでピックアップしてとき直すときに便利です。
▼全体的な進捗状況を一目で把握可能
▼各科目に注目すると、正解したものはオレンジ、△にしておけば黄色、不正解は緑に表示されるので、苦手な分野を発見できます。1周目問題を解き終わった分野では1周目問題のボタンが赤く表示されています。
▼紙のQBで解いた問題も解答の状態を○・△・□で入力していけば、正答率などの状況も総括できる。
デメリット
QB全巻を揃える必要がある
QB5巻をそろえる必要があるのはQB onlineを使用する上で大きなデメリットです。無料で使えるサービスも登場する中、有料ならではのアドバンテージを確保してくれるかは今後に期待です。紙でもonlineでも両方しようする上ではメリットになりますが、onlineでしか使用しないなら、他のサービスを考慮する余地もあると思います。
利用できる期間に限りがある
QBについているシリアルナンバーには期限があり、その期限が切れてしまうと、QB onlineも使用できなくなってしまいます。シリアルナンバーの期限は発売から2年間なので、必然的に5年生以降に購入しないといけないわけです。4年生まではCBTの勉強をすればいいのですが、もっと早く勉強を進めたい人には障害になる可能性もあります。
ライバルサービス
医師国家試験過去問Data Base
medu4が提供するサービスで、医師国家試験の過去問をweb上で解くことができます。その特徴はなんといっても無料 であることです。QBの場合にはシリアルナンバーの期限があるため3、4年生の間に購入すると、6年生になるころには期限切れになってしまいます。そのため、早めに過去問を勉強したい場合には、medu4の過去問DBが選択肢に入ってきます。
MediTunes
こちらは医師国家試験予備校MACが2018年から始める新サービスです。まだ開始されていないので、サービスの全貌はわからないですが、過去問をonlineで解くことができるサービスもついているようです。このシステムで面白いのは講義、過去問演習サービスすべて合わせて年間6万2千円という料金体系です。実際、QBを購入して、ネット講座も購入して、とこのくらいは普通にかかってしまうので、これだけで全て賄えるほどの内容なら最安になりうると思います。
この内容の詳細は以下の記事でまとめています。
→医師国試予備校の戦国時代到来か!?MACが新事業開始するらしい
QB onlineがオススメな人
- 病気がみえるが好み!電子版も購入している/購入予定の人
- Q-Assistを使用したい人
- 紙媒体でも、スマホ、タブレット、PCでも問題を解きたい人
まとめ
QB onlineは人気のあるサービスです。人気があるのには理由があり、かなり使い易いので迷ったらQB onlineにしておくのは無難な選択といえるでしょう。
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