筆者は教科書を読むのが好きで、勉強している範囲の教科書にいろいろと目を通して来ましたが、今まで読んだ教科書で一番買って良かったと思っている教科書の紹介をします。
アマゾンの生理学の教科書ランキングも筆者が見たときには1位でしたので、人気がある本です。
人体の正常構造と機能 全10冊縮刷版
ざっくり言うとこんな教科書
- 基礎医学の網羅(解剖学、生理学、生化学、組織学、発生学)
- 一冊で完結→何冊も持って歩かなくてよい
- 見開きで1つのテーマについて解説。すべてのページに解説の図がつく
- 電子版つき!!!!! 人体の正常構造と機能のアプリ(電子版)についてレビュー
- 最新は第3版 2017/1/20 発売 第3版から電子版つき→ 最近改訂されたのも高評価です。
- サイズ 25.7 x 18.2 x 2 cm→ サイズ感は病気が見えるを二冊重ねたくらいです。
- ページ数 904ページ
- 基礎医学の網羅(解剖学、生理学、生化学、組織学、発生学)
基礎医学全般の教科書で解剖学、生理学、生化学、組織学、発生学の内容を臓器別に一冊にしたような本です。
筆者は分野ごとにバラバラですが、文章には統一感があります。
もともと日本語で書かれた本ですので、訳本と違って文章がとにかく読みやすく理解しやすいです。
臓器別に構成されているのでその臓器のミクロからマクロまで一気に勉強することができます。
内容は大まかな内容から入って、そこそこ詳しいところまで書いてあります。
マクロとミクロ、機能のつながりというのは、解剖学、組織学、生理学と分けて習う関係で案外理解できていなかったりします。
本来は全てつながって理解すべき知識ですのでこれらがつながると面白いです。
大学によっては学年全員が持っているような必須本になっているケースもあるとか!それを聞いても納得の分かりやすさです。
見開きで1つのテーマについて解説。すべてのページに解説の図がある
2ページの見開きが1つの内容で構成されていて、大きなフルカラーの図が下面にあり、上半分が文章です。
図が大きくわかりやすいので、文章で暗記しないと、、、みたいなこともありません。
1ページ毎に必ず内容にリンクした図があるので、「教科書のこの辺に書いてあった」という覚え方の人にも覚えやすい構成です。
思い出しやすいのはとても試験勉強に有利です。
ios版電子書籍版のアプリ[人体の正常構造と機能]のサンプルページから引用させて頂きました。引用に問題が有りましたらご連絡ください。問題がありましたら消去させていただきます。
電子版つきで重い書籍を持って歩く必要なし
私の持っている第二版にはついていないのですが、最新の第3版には電子版も付属しているとのことで、さらにおすすめ度upです。
本を買うと電子書籍版もついてくるということです。医学を学んでいれば、基礎医学に関して確認したいことはいつでも出てきます。
そんなときもスマホやiPadですぐに確認できるのはとても便利です。
アプリ版の使い心地も確認しましたが、無料でついてくる割に、良いものでした。十分実用範囲です。
医学の初学者にもわかりやすい解説
大きな解剖からだんだん小さな構造へと解説してくれ、図も豊富なので、初学者にもわかりやすいです。医学生だけでなく医療系の学生にもおすすめできます。(ちょっと詳しめになるのかもしれませんが)
また医学部に入学したあと最初の1年は一般的な授業ばかりで、医学の授業がなく、せっかく医学部に入ったのにつまんない。という不満をお持ちの一年生にもおすすめです。
上級生になって思い返してみれば、試験で苦しめられている人というのは知識を点で覚えていて、知識同士が結びついていないのではないかと思います。
この本は構成上、知識同士の結びつきが生まれやすいです。
少し高い本ですが、これ一冊で基礎医学全般を大まかにカバーでき、知識の結びつきができるという点でいい買い物になると思います。
医師国家試験の基礎医学分野の復習、CBTの基礎医学の参考書としてもとてもおすすめできる内容なので、高学年のみなさんにもおすすめです。
特に電子版付きなのでこれ以上荷物を増やすことなく、基礎医学の確認ができるので、高学年にも相性はいいはずです。
普段は教科書は買わない派という人にもオススメしたい1冊です!
*追記:ios版人体の正常構造と機能Appにて書籍を買っていない人もサンプルページを60ページ見れるので購入の参考に一度見てみてはいかがでしょうか?
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